こんにちは!広島県三次市を拠点に、介護・医療施設の通信インフラやナースコール設備を支えている株式会社チュウセツシステムです。
夜間や忙しい時間帯に、「急にナースコールが鳴らなくなったけれど、どう対処すればいいのか」「修理を呼ぶべきか、自分たちで直せるのか」など、現場で焦りや不安を抱えているスタッフや管理者の方も多いのではないでしょうか。
ナースコールのトラブルは利用者様の命に関わるため迅速な対応が求められますが、原因がわからないと正しい判断ができず、現場の混乱を招いてしまいます。
実は、むやみに業者を呼ぶ前に、親機のエラー確認やコードの抜き差しなど、現場でできる簡単な切り分けを行うことで、すぐに応急処置ができるケースも少なくありません。
この記事では、ナースコールが鳴らない・故障した時の具体的な応急処置から、修理か買い替えかの判断基準、そして根本的な解決策までを分かりやすく解説します。
いざという時のトラブルに備えたい現場の介護スタッフ・看護師の方や、老朽化した設備の更新にお悩みの施設長様は、ぜひ参考にしてみてください。
■鳴らない時の応急処置

夜間や忙しい時間帯にナースコールが鳴らなくなると、現場のスタッフは焦ってしまいます。しかし、患者や利用者の安全を守るためには、落ち着いた対応が必要です。まずは通信工事の専門業者を呼ぶ前に、現場でできる不具合の切り分けと一次対応を進めましょう。
・ケアコム等親機を確認
システム全体がダウンしているのか、特定の部屋だけ鳴らないのかを判断することが最初のステップです。スタッフルームにある親機やPBXと呼ばれる内線を繋ぐ電話交換機の電源が入っているか確認してください。
ケアコムなどの主要メーカーの機器では、親機の画面にエラーの表示が出ているケースもあります。全体が機能していないのか、一部のベッドだけ反応がないのか状況を把握することで、修理が必要な部分を絞り込むことができます。
・コード断線の応急処置
ベッド周りの呼び出しボタンは、利用者が無理に引っ張ったり、ベッドの柵に挟まったりしてケーブルが断線するトラブルが頻発します。また、壁のコンセントに繋がる根本の端子部分が破損していることも少なくありません。
ボタンを押してもPHSやスマートフォンに通知が来ない場合、まずは予備のコードに交換して呼出ができるか試してください。すぐに交換できる部品がない場合は、一時的な対応として手振りのベルなどを渡し、スタッフの巡回回数を増やすなどの対策が必要です。
・復旧ボタンと脱落保留
ナースコールの機種によっては、壁の埋込インターホンから子機のコードが抜けると、異常を知らせるために警報が鳴り続ける機能があります。
この音が鳴り止まない時は、壁側の復旧ボタンを押すか、親機側で脱落保留というコードが抜けた状態でも一旦警報を止める設定の操作を行ってください。
正しい手順で解除しないと、警報が鳴りっぱなしになり、他の部屋からの緊急コールの妨げになって現場の大きな負担となります。現場にある取扱説明書を確認し、落ち着いてシステムの復旧作業を行いましょう。
■故障原因と修理の判断

ナースコールが正常に動かない場合、原因が一時的なエラーなのか、本格的な故障なのかを見極めることが重要です。現場のスタッフと設備管理者が連携し、適切な対応をとるための判断基準を押さえておきましょう。
・鳴り続ける時の対処法
呼び出し音が鳴り止まないトラブルは、現場の大きな負担になります。原因として、患者が握るボタンにゴミが詰まって戻らなくなっていたり、お茶をこぼして内部でショート(短絡)が起きているケースが多く見られます。
まずは該当するベッドのコードを壁の端子から抜いてみてください。これで鳴り止むなら手元の部品の破損ですが、抜いても鳴り続ける場合は、壁の中の配線や制御装置側に異常がある可能性が高くなります。
・電波や停電の影響確認
PHSやスマートフォンに通知が届かない時は、機器そのものではなく通信環境に問題があるかもしれません。施設内に大型の金属製の棚を新しく設置したことで、アンテナの電波を遮る障害物になっていることがあります。
また、落雷や一時的な停電のあとから反応が悪い場合、システム全体を繋ぐPBX(電話交換機)が正常に再起動できていないケースも考えられます。まずは電源の状況や、電波の届きにくい死角ができていないかを確認しましょう。
・寿命なら買い替えを
ナースコール設備の寿命は、一般的に約12年と言われています。導入から10年以上が経過している場合、メーカー側で古い部品の製造が終了しており、修理を依頼しても対応できないケースがほとんどです。
一部屋ごとの修理を何度も繰り返すよりも、最新の無線タイプやセンサー連動型のシステムへ全体を交換する方が、結果的にトラブルをなくし、介護や看護の現場に安心をもたらすことにつながります。
■押せない・減らす対策

機器の故障ではなく、患者や利用者の身体的な状況によってナースコールが正しく使えないケースも現場の大きな課題です。また、不安から頻繁に呼び出しを繰り返す対応は職員の負担を増やします。状況に合わせた特殊なスイッチの導入や、コール回数自体を減らす環境づくりの工夫を見ていきましょう。
・息を吹きかけるタイプ
握力が低下している高齢者や、麻痺などの障害がある方は、一般的な押しボタン式のナースコールを握って鳴らすことが困難です。このような場合、少しの力や別の動作で反応する特殊なスイッチへの交換が有効です。
例えば、チューブに軽く息を吹きかけるだけで通知ができる製品や、手足を少し動かしてタッチするだけで反応するセンサーがあります。利用者の現在の身体機能に合わせた端末を設置することで、いざという時の安心をしっかりと確保できます。
・呼び出しを減らすには
認知症の方や不安感が強い利用者は、特別な用事がなくても一晩に何度もナースコールを鳴らすことがあります。これを根本から減らすには、ベッドに設置する見守りセンサーとの連動が効果的です。
ベッドから起き上がったタイミングで自動的にスタッフのスマートフォンへ通知が届く仕組みにすれば、利用者がボタンを押す前にトイレの介助に向かうことができます。先回りのケアを実現することで、結果的にナースコールの回数が減り、スタッフの負担も軽減されます。
・ケアコムのインカム等
ナースコールが鳴った際、その都度走って部屋まで要件を確認に行くのは非常に非効率です。ケアコムなどの最新システムでは、スタッフが身につけるインカムやスマートフォンとナースコール設備を直接連動させることが可能です。
利用者がボタンを押すと、スタッフは手元の端末で通話ができるため、「お茶が欲しい」「トイレに行きたい」といった用件をその場で判断できます。緊急性が低い場合は他の作業のあとに対応できるため、無駄な往復作業をなくすことができます。
■修理依頼や更新の相談

現場での応急処置や原因の確認を行ってもナースコールが復旧しない場合、早急に専門業者へ連絡する必要があります。ここでは、修理を依頼する基準や、設備全体を見直すタイミングについて解説します。
・取扱説明書で直らない
現場に保管されている取扱説明書の手順通りに親機の再起動やコードの抜き差しを試してもエラーが消えない場合、壁の中の配線が断線していたり、制御装置の内部がショートしている可能性が高いです。
電気の知識がないスタッフが無理に本体を分解したり、ケーブルを繋ぎ直そうとすると、感電の危険やシステム全体を完全に壊してしまうトラブルに繋がります。マニュアル対応で直らない不具合は、迷わず専門の業者へ調査を依頼してください。
・通信工事のプロに相談
ナースコールの修理や交換を依頼する際は、単なる電気設備業者ではなく、通信やネットワークに強い専門の工事会社を選ぶことが重要です。現在のナースコール設備は、PHSやスマートフォン、見守りセンサーと複雑に連動しています。
そのため、無線の電波状況やインターネット環境を含めた全体を正確に調査できる技術を持ったプロフェッショナルでなければ、根本的な原因を解決できません。いざという時にすぐ駆けつけてくれる地元の業者を見つけておくことで、現場の安心に繋がります。
・最新機器への入れ替え
導入から10年以上が経ち、メーカーの部品製造が終わっている機種の場合は、部分的な修理ができずシステム全体の交換が必要になります。しかし、これを前向きな設備投資の機会と捉えることもできます。
最新のスマートフォン連動型ナースコールや見守り機器へ一新することで、職員の業務負担を劇的に減らし、患者や利用者の安全性を大きく向上させることが可能です。介護施設向けのICT補助金を活用できるケースも多いため、工事や製品の導入にかかる費用の負担を抑えながら、最新の環境を整備するための相談を進めましょう。
■まとめ
ナースコールが鳴らないというトラブルは、利用者様の命に関わる重大な緊急事態であると同時に、現場で働くスタッフに計り知れない心理的ストレスを与えます。
まずはコードの抜けや親機のエラー表示など、現場でできる応急処置と原因の切り分けを落ち着いて行いましょう。それでも復旧しない場合や、頻繁に故障を繰り返す場合は、設備の寿命や目に見えない配線・通信ネットワークの不具合が疑われます。
無理に自力で直そうとせず、早急にプロの工事業者に頼ることが被害を最小限に食い止める鉄則です。
また、老朽化したナースコールを修理し続けるのではなく、スマートフォン連動型や見守りセンサーと統合された最新システムへ入れ替えることは、中長期的な視点で見ればスタッフの業務負担を劇的に下げ、離職を防ぐための強力な「投資」となります。
■ナースコールの修理・入替のご相談はチュウセツシステムへ!

広島県三次市を拠点とする株式会社チュウセツシステムは、介護施設や医療機関の通信インフラを支える専門家集団です。
私たちは単なる電気工事屋ではなく、ナースコールとWi-Fi、スマートフォン、見守りセンサーを安全に連携させる「ネットワーク構築のプロフェッショナル」として、現場の課題を根本から解決します。
「急に一部屋だけナースコールが鳴らなくなって困っている」「古くなったシステムを最新のインカム連動型に入れ替えたいが、最適なメーカーがわからない」といったお悩みをお持ちの施設長様、まずは当社の現地調査をご利用ください。
他社で導入された機器であっても、現在の配線状況や電波環境を丁寧に調査し、修理で対応できるのか、設備の更新が必要なのかを的確に診断いたします。介護ICT補助金を活用したリプレイス(入れ替え)のご提案や、複雑な申請サポートも可能です。現場の安全と直結する通信トラブルは放置せず、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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